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2025.10.06
ベルーフの教育コラム
【サポートし続けることで】
担当した生徒の一人に、松本深志高校3年の男子がいました。この生徒との出会いはまさに学びの連続。高2までは少し怠け気味だったのですが、受験学年になってからは私の話にもよく耳を傾けてくれ、成績も着実に伸びていきました。目指すは北海道大学。共通テストでは目標の80%を超える82%を記録し、合格が見えるところまで来ていました。しかし、一次試験後に届いたのは「不合格」の知らせ。本人はショックで部屋に閉じこもってしまったといい、お母様からも「気持ちの面でも後期は厳しい」と不安の声がありました。私自身、正直なところ難しいかもしれないと思っていました。
そんな時、校長から「絶対大丈夫だから、後期まで頑張れるよう全力でサポートしよう」という力強い言葉が。その思いに背中を押されつつ、私は再びご家庭に連絡し、何とか後期試験に臨んでもらいました。そして…、結果は見事、合格。
本人の努力と、それを支えたご家族の存在、そして最後まで信じ続けた指導陣の力がひとつになった瞬間でした。あれだけ日々の頑張りに寄り添いながら、目標に向かって頑張る過程で、「受験は難しいかも」と思ってしまった自分の弱さを顧みて、サポートし続けることで生まれる、信じ続ける姿勢がとても大事だと実感した経験でした。
※本欄では、ベルーフアカデミー、東進衛星予備校で学ぶ生徒たちの目標達成に向けた日々の頑張りや成長の様子などを紹介しています。